【Linux初心者向け】aptコマンドの使い方について解説！！

こんばんわ、ミツです。

今回はUbuntu系で使用されるパッケージインストールコマンド「apt」コマンドについて、使い方を紹介していきます。

下記検証環境のOSを利用し実行例を記載してありますので、最後まで見ていただけますと幸いです。

aptコマンド

Ubuntu系のLinuxディストリビューションで使用される「dpkgパッケージ」を扱うためのパッケージ管理コマンドです。

パッケージ管理システムを利用することで、ソフトウェアの導入（インストール）や削除（アンインストール）を比較的簡単に行うことができます。

また、現在のインストールされているソフトウェアの情報の調査、ソフトウェアの間での依存関係の確認や競合の回避等も安易に行う事ができます。

Redhat系のパッケージ管理コマンドは、過去に執筆した下記記事について参照ください。

dpkgとの使い分け

「apt」は自動で依存関係を解消してインストールしてくれるので、初心者にやさしく手間がかかりません。

それとは対照的に「dpkg」コマンドは難易度が上がります。

導入したいパッケージがいくつもの依存関係を解消しないとダウンロードしてインストールしても、エラーが起きたり本来ある機能が使えなかったりします。

そのため必要最小限のものを手動でインストールするには「dpkg」コマンドが適しています。

aptコマンド

Debian系パッケージ管理コマンドです。パッケージをインストールする際に必要なパッケージを依存関係を解消しながらインストールしてくれます。

書式

書式は下記となります。

apt［オプション］スイッチ [パッケージ]

スイッチ

スイッチについて紹介します。

実行例

今回の例では「openssh-server」を引数に実行例を表示します。

install：指定したパッケージのインストール・更新します

「apt」コマンドを利用してい「openssh-server」をインストールしています。

「y」を選択後、インストールが進みます。その後エラーなど表示されておらず、プロンプトが戻れば完了です。

autoremove：指定したパッケージの使っていないものを削除します

利用されているもののみを残し、利用されていないものを削除するには「autoremove」を使用します。

「y」を選択すると、処理が進みます。「Removing」で削除する対象が表示されます。その後プロンプトが戻ります。

remove：指定したパッケージを削除します

「openssh-server」パッケージの削除を行います。

「y」選択後、openssh-serverパッケージを削除しています。

purge：指定したパッケージを設定ファイルも含め削除します

「y」選択後、設定ファイルも削除されます。

clean：指定したパッケージをアーカイブも含め削除します

update：パッケージリストの更新します

upgrade：インストールされてるパッケージを更新します

「y」選択後、パッケージの更新が始まります。

dist-upgrade：インストールされてるカーネルのを更新します

apt search ：パッケージ検索をします。

指定したパッケージが存在するかどうか、調べるのに利用します。

まとめ

以上となります。ubuntu系でパッケージ管理コマンドを利用する際は「apt」コマンドを利用するので、ソフトウェアをインストールしたい場合などはぜひ利用してみてください。